高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。
高血圧は日本人にはとても多い病気で、約3人に1人が高血圧と言われています。放っておくと、血管にストレスがかかり、動脈硬化が生じて狭心症、心筋梗塞、心不全といった心臓血管系の病気を招いたり、脳出血、脳梗塞や腎不全の原因になったりします。
高血圧の怖いところは、自覚症状がないため、健康だと思っていた人が突然脳や心臓など命に係わる病気を引き起こしてしまう可能性があるところです。
治療は、生活習慣の改善や内服薬などで血圧をコントロールし動脈硬化を防ぎます。
特に身内に高血圧の人がいる場合は、塩分の高い食事を控えたり、喫煙、飲酒過多、運動不足、ストレス環境などの生活習慣に気をつけましょう。
収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上ある場合を高血圧と診断します。